こんにちは。
早稲田大学の新入生のための就職準備「日本語」実践講座でおなじみの
受験対話総合研究所です。
受験対話総合研究所では、
早稲田大学の新入生のための就職準備「日本語」実践講座の
4月生を募集しています。 3月生は満員になりました。
※早稲田大学AO・推薦入試合格者のための講座は、昨年12月から始まっています。
昨日、早稲田大学高等学院の入学試験がありました。
試験時間中に、受験対話総合研究所を訪ねてきてくださった
お母さま方、本当にありがとうございました。
お茶をしながら、おしゃべりした内容は、
早稲田大学高等学院の入学試験科目になっている「小論文」についてでした。
●「この『小論文』は、どのように採点しているのかがわからない」
●「学校側は、全員の文章は読んでなく、合否ぎりぎりの人のだけ見ていると塾で指導を受けた」
●「課題文から抜き出して書けば、配点の半分はもらえるから合格できると塾で教わった」
などと言いながら、中学生たちは受験しいるのだそうです。
そこでお母さま方から出た意見は、
「高等学院の先生方が、どのように採点しているのか、具体的なサンプルを発表した方がいい」
「発表しないと、根拠のない話を子どもたちは信じて、文章を書く心構えが育たない」
「これは、子どもたちの『国語力』に関わる問題で、合格するかどうかよりも、大きな問題だ」
「たとえば、高等学院の先生方に、今回試験会場に貼られていた、
早稲田大学から受験生へのメッセージを採点(添削)してもらったらどうか。
すると、どれくらい『日本語力』のある先生方が、どのように採点をしているのか
が見えてくるのでは…」
という意見が出ました。
国語学者の大野晋さんは、「母語は、死ぬまで磨くものだ」と言ったそうです。
まずは大人が、普段、どれくらい、どのように「母語を磨いているのか」を
子どもたちに見せることが大事なのだという結論になりました。
4月生 早稲田大学の新入生のための就職準備「日本語」実践講座!
話が堂々巡りして、「この学生さん、何を相談したいのだろう?」と思うことがよくあります。
大学生のみなさんも、他人の話し方の欠点は、よくわかると思うのです。
しかし、自分のこととなると、誰も面と向かって言ってくれませんから、
相手がどう感じているのか、自分では、なかなかわからないのではないでしょうか。
みなさんはこれまで、ひとこと言えば、あとは親や先生が察してくれる
「言葉の世界」で暮らしてきました。
また、人に何事か感想を聞かれても、
「はあ、別に」「ええ、まあ」とつぶやいていれば通用する世界にもいたのです。
しかし今度の、自分の人生を決める「入社面接」では、そうはいきません。
未知の大人と向き合って、ちゃんと話さなければならないのです。
つまり、自分の意思、意見を、相手に、筋道立てて正しく伝える力が必要なのです。
今まで、こうした訓練を受ける機会がなかった大学生には、
どうしても、基礎訓練が必要になります。
受験対話総合研究所では、
4月から、早稲田大学の新入生を対象にした、
「日本語」実践講座を開講します。
できるように、自分の「ことば」を磨いて育てていきます。
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