こんにちは。
早稲田大学の1年生のための就職準備「日本語」実践講座でおなじみの
受験対話総合研究所です。
受験対話総合研究所では、
早稲田大学の1年生のための就職準備「日本語」実践講座の
8月生を募集しています。5月、6月、7月生は満員になりました。
今日、早稲田大学の学生との勉強会がありました。
休憩時間の話題は、佐伯啓思氏(京都大学名誉教授)の文章についてでした。
この講座で学ぶ学生たちは、佐伯氏のファンが多いのです。
今回、学生たちが話し合っていたのは、佐伯氏の文章の以下の部分です。
「道徳の基本といえば、私には次のようなものだと思われる。
●卑怯なこと(たとえば弱いものいじめ)はしない、
●友人を裏切らない、
●世話になったものへの恩義を大切にする、
●社会に対しては礼節を疎かにしない、
●嘘は(必要な場合を除いて)つかない、
●不正に対しては(力に応じて)戦う勇気をもつ。
(略)
これは社会生活の基本である。
かつては、これぐらいのことはほぼ常識であった」
毎年この時期、大学の新入生たちと話していて驚くのは、
上記の佐伯先生の文章のような内容の話を、
大人と、ほとんどしないらしいことです。
何も特別なことや、むずかしい話をしなくてもいいのです。
大人が、自分の考えや体験を、子どもに話せばすむことなのですが…
道徳について、身をもって語れる大人がいなくにったということでしょうか。
佐伯先生のこの「ことば」を読んで、何かを感じた学生は、
ぜひ研究室にメールをください。
キミの話を聞かせてください。
待ってるよ。
※【大学の就職部(キャリアセンター)及び、高校の進路指導の先生方へ】
講演や講座の依頼、お問い合わせは、メールでお願いいたします。
授業中は、電話での対応が難しいので、ご面倒をおかけいたします。
よろしくお願いいたします。
8月生 早稲田大学の1年生のための就職準備「日本語」実践講座!
話が堂々巡りして、「この学生さん、何を相談したいのだろう?」と思うことがよくあります。
大学生のみなさんも、他人の話し方の欠点は、よくわかると思うのです。
しかし、自分のこととなると、誰も面と向かって言ってくれませんから、
相手がどう感じているのか、自分では、なかなかわからないのではないでしょうか。
みなさんはこれまで、ひとこと言えば、あとは親や先生が察してくれる
「言葉の世界」で暮らしてきました。
また、人に何事か感想を聞かれても、
「はあ、別に」「ええ、まあ」とつぶやいていれば通用する世界にもいたのです。
しかし今度の、自分の人生を決める「入社面接」では、そうはいきません。
未知の大人と向き合って、ちゃんと話さなければならないのです。
つまり、自分の意思、意見を、相手に、筋道立てて正しく伝える力が必要なのです。
今まで、こうした訓練を受ける機会がなかった大学生には、
どうしても、基礎訓練が必要になります。
受験対話総合研究所では、
8月から、早稲田大学の1年生を対象にした、
「日本語」実践講座を開講します。
できるように、自分の「ことば」を磨いて育てていきます。
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