みなさん、こんにちは。
日本女子大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
慶應義塾大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
東京大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
東京女子大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
でおなじみの「受験対話」総合研究所です。
東京湾がきれいでした。
本日も羽田空港から、仕事に行ってきました。
写真は、飛行機が飛び立った直後の東京湾の様子です。
8月は、「戦争」について考える人も多いのではないでしょうか?
今回の勉強会の教材は、向田邦子の『字のない葉書』を選びました。
終戦の年の4月、小学校一年生の末の妹を甲府に疎開させた。
3月10日に東京大空襲があり、一家全滅するよりはと、覚悟をきめて
のことだった。そのすぐ上の妹は、すでに疎開していた。
末の妹が出発する前の晩、父親は、おびただしい数の葉書に、せっせと
自分宛の宛名を書いていた。そして妹に、「元気な日は、この葉書にマルを書いて、
毎日1枚ポストに入れなさい」と言って聞かせた。
妹は、まだ字が書けなかった。
1週間ほどして、妹から、父のもとに初めての葉書が届いた。紙いっぱいに
はみ出すほど勢いのある大きなマルだった。付き添って行った人の話では、
疎開先の地元婦人会が、赤飯やボタ餅をふるまって歓迎してくれたとかで、
かぼちゃの茎まで食べていた東京の暮らしにくらべれば、それは大きなマル
になるに違いなかった。
ところが、次の葉書から
ところが次の葉書から、マルがだんだん小さくなり、しまいにバツに変わった。
すこし離れたところに疎開していた上の妹が、末の妹に会いに行ったら、
校舎の壁に寄りかかり、梅干の種をしゃぶっていた。妹は、姉の姿を見るなり、
梅干の種をペッと吐き出し、ウワーと泣きだした。
父のところには、間もなくバツの葉書も来なくなった。3か月が経ち、母が迎えに行くと、
妹は、百日咳を患い、シラミだらけの頭で、三畳の布団部屋に寝かされていた。
やがて妹は東京に戻ってくる。その日、「帰ってきたよ」という弟の声に、
茶の間にいた父は、裸足で表に飛び出し、やせた妹の肩を抱き、声をあげて泣いた。
今の日本は幸いにも戦争中ではありませんが、世界では、戦争が続いています。
この8月だからこそ、私たちが考えなければならないことがあるの
ではないでしょうか。
戦争中、向田家には、親子の間に、「字のない葉書」があった。
親と子の間は、見えない一本の糸で結ばれていた。
飛行機の中で、学生たちの「原稿」の添削をします。
1月:早稲田大学の学生のための「マスコミ合格・添削スタート講座」オンライン
●故西村欣也氏 ●元朝日新聞編集委員 ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年
●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。
●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)
●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど
有名選手を取材してきました。
「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を
育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時
に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。
マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の
文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。早稲田大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。
【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】
確かに、今はネット時代と言われています。
トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。
しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。
新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。
まだマスコミには底力があるのです。
僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。
そこに人生が凝縮されているからです。
僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)
マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。
門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。
(故西村欣也氏・記)
■1月 添削回数・8回
■個別指導(オンライン) 1回 80分
■費用 スタート講座 月謝22000円(消費税込・教材費含)
■まずは、お問い合わせください。
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