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薬学部の学生のための就職準備「日本語」実践講座での話
今日は、薬学部の四年生のイオリさんが、一年生の「文章クラス」で、
研究の話、メモ帳の話をしてくれました。

天然の力を、未来のくすりへ
― 天然医薬資源学講座って、どんな研究室? ―
みなさん、こんにちは。薬学部4年生のイオリです。
今日は、私が所属している天然医薬資源学講座で、どんな研究をして、どんな勉強をしているのかをお話しします。
まず、少し想像してみてください。
今、病院でもらう薬の多くは、きれいな結晶の「純粋な化合物」ですよね。でも、実は約200年前までは、薬はすべて自然の中から取れたものでした。植物の根や葉、動物、鉱物などが、そのまま「くすり」だったんです。
たとえば、有名な鎮痛薬のもとになったモルヒネも、もともとは植物から見つかった成分です。
つまり、自然は昔からずっと、私たちに薬のヒントをくれていたんですね。
まだ見つかっていない「薬のタネ」を探す
天然医薬資源学講座の一番の魅力は、
「自然の中に眠っている、まだ知られていない薬のタネを探す」ところにあります。
私の研究室では、大きく分けて次のような研究をしています。
① 生薬に含まれる成分の研究
漢方薬に使われる生薬は、植物や動物など自然の産物です。
ただし、自然のものなので、成分や効き目にばらつきがあります。
そこで私たちは、
- 生薬の中にどんな成分が含まれているのか
- その成分が体にどんな働きをするのか
を、分子レベルで調べます。
もし「これは効く!」という成分が見つかれば、新しい医薬品の開発につながる可能性もありますし、「なぜこの漢方は効くのか」を科学的に説明できるようになります。
② 天然物由来の糖鎖をつくる研究
もう一つの柱が、糖鎖(とうさ)の研究です。
寄生虫が持っている糖鎖を人工的に合成し、それを使って診断薬などに応用できないかを研究しています。
少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、
「病気を早く見つけるための目印をつくる研究」と考えるとイメージしやすいと思います。
研究室での勉強って、どんな感じ?
私の研究室の特徴は、
「使えるものは何でも使う」「やってみなければ分からない」という姿勢です。
実験方法も一つに決まっているわけではなく、
- 化学の知識
- 生物学の考え方
- データを読み解く力
など、これまで学んできた薬学の知識が、少しずつつながっていきます。
実験がうまくいかないこともあります。でも、その結果をどう考えるか、先生や先輩と話し合いながら、「自分なりの答え」を組み立てていく。その過程が、研究の一番面白いところです。
研究室の雰囲気はのんびりしていますが、
一人ひとりが自分のテーマに真剣に向き合っています。
「薬学」は、自然を楽しむ学問
最後に、私がこの研究室で実感していることをお伝えします。
薬学というと、暗記が多くて大変、というイメージがあるかもしれません。でも、ここでの薬学は、
「草(=自然)を楽しみ、人の健康につなげる学問」
だと思います。
自然の中にある小さな分子が、誰かの命や生活を支える薬になるかもしれない。
その最初の一歩に立ち会えるのが、天然医薬資源学講座の研究です。
1年生のみなさんと一緒に、
「自然の力を、どうやって人の健康に役立てるか」
そんな問いを考えられたら、とても嬉しいです。
私のメモ帖を紹介します。
文章を書くときに大切なのが、「材料」です。
この「材料」は、必ずメモして残しておきます。
メモをするとき私は、書き損じた原稿用紙の裏を再利用してきました。
私は、文章を書くとき、このクラスで「ペラ」といわれる200字詰め原稿用紙を使っています。
そして書き損じたものを捨てずにおき、ある程度束ねて、メモ用紙にしているのです。
その際の利点は、次の通りです。

①「ペラ」の原稿用紙は、ふつうのメモ帳の4倍くらいの大きさがあり、かなりのスペースがある。
②スペースが広いと、大事なことは大きく、それほどでもないことは小さくといった、
見てすぐに重要度がわかるようにメモができる。
また、お互いに、関連する事項を線で結んだりもできる。略図も書きやすい。
③このメモ用紙を持ち歩くとき、大きすぎると思ったら、二つ折り、四つ折り、八つ折りにして
ポケットに入れられる。
④書き損じの原稿用紙を使っているので、ためらわずに破り捨てられる。
メモの難しさの一つは、いらなくなったものを、ついそのままとっておき、大事なものと、
ごっちゃにしてしまうことです。
書き損じた原稿用紙の裏を使っていれば、いらなくなった瞬間、紙を無駄にしなかったという
省エネ的な満足感とともに、なんの未練もなく処分できます。
と言う具合に、文章を書くことを習慣にするためには、自分なりの工夫をすることが、
大事だと思います。
一年生のみなさん、わからないことがあったら、どんどん質問してくださいね。待っています!
1月生:東京大学の学生のための「マスコミ合格・添削スタート講座」オンライン

●故西村欣也氏 ●元朝日新聞編集委員 ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年
●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。
●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)
●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど
有名選手を取材してきました。
「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を
育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時
に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。
マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の
文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。東京大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。
【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】
確かに、今はネット時代と言われています。
トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。
しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。
新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。
まだマスコミには底力があるのです。
僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。
そこに人生が凝縮されているからです。
僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)
マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。
門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。
(故西村欣也氏・記)
■1月生
■個別指導(オンライン) 1回 80分
■費用 スタート講座 入会金:15000円 月謝22000円(消費税込・教材費含)
■まずは、お問い合わせください。


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