わせまちマルシェ「後輩たちに届けたい言葉」(353)

みなさん、こんにちは。

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目次

法学部新入生へのメッセージ!

今日は、法学部の「新入生の文章クラス」に、四年生のハルさんが手伝いに来てくれました。

ハルさんが、法学部で学んできたことや、「文章修行」をする上で、大切なことを教えてくれました。

「正解はひとつじゃない」 法学部の学びは、考える楽しさから始まる!

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。これから始まる法学部での学びに、少し不安を感じている人もいるかもしれません。「法律って難しそう」「答えが決まっていて堅そう」――そんなイメージを持っている人も多いでしょう。

でも、実は法学の世界は、それだけではありません。むしろ、「自分で考える楽しさ」に満ちた、とても奥深い世界なのです。

たとえば、授業でよく扱われる「判例」というものがあります。これは、実際の裁判で出された判断のことです。一見すると、「これが正解です」と決まっているように見えますよね。しかし、よく読んでみると、「なぜこの結論になったのか」「別の考え方はできないのか」と、いくつもの視点が浮かび上がってきます。

ここで面白いのは、同じ事例を読んでも、人によって意見が分かれるということです。ある人は「この判断は妥当だ」と考え、別の人は「いや、こういう解釈もできるのではないか」と主張します。つまり、法学には「考える余地」があるのです。

さらに、法学部には「基礎法学」と呼ばれる分野があります。これは、法律の歴史や哲学を学ぶ分野です。たとえば、「そもそも法律とは何のためにあるのか」「正しいとはどういうことか」といった、少し大きな問いを扱います。

こうした分野では、「正解はひとつではない」という感覚を磨くことになります。自分の考えを言葉にして、それをもとに議論を重ねていく。これは、とても自由で、同時にやりがいのある学びです。

実際にゼミでは、毎週専門書や論文を読み、その内容についてみんなで議論します。扱うテーマも、日本の法律の歴史だけではありません。西洋の哲学や、イスラームの法律など、さまざまな分野に広がっています。

たとえば、「昔の人はどのようにルールを作っていたのか」「文化が違うと、法律の考え方はどう変わるのか」といった問いについて考えることもあります。こうした問いに向き合うと、自分の当たり前が揺さぶられ、「なるほど、そんな見方もあるのか」と気づかされる瞬間が何度も訪れます。

そして、少人数のゼミでは、一人ひとりが発言する機会が多くなります。最初はうまく話せなくても大丈夫です。大切なのは、「自分の考えを言葉にしてみること」です。そこから議論が生まれ、学びが深まっていきます。

ただし、ここでひとつ大事なことがあります。自由に考えることは楽しいですが、その先には、「自分の考えに責任を持つ」というステップが待っています。「なぜそう考えるのか」「その根拠は何か」を問われるようになるのです。

これは少し大変に感じるかもしれません。しかし、このプロセスこそが、法学の面白さであり、力になる部分です。自分の考えを深め、他の人の意見と向き合いながら、よりよい答えを探していく。その経験は、きっとみなさんの大きな財産になるはずです。

法学部での学びは、単に法律を覚えることではありません。「考える力」と「伝える力」を育てる学びです。そしてその入り口には、「正解はひとつじゃない」という自由な世界が広がっています。

ぜひその世界を楽しみながら、自分なりの問いを見つけていってください。きっと、学ぶことの面白さに出会えるはずです。

法学部の新入生のみなさんに、「文章を学ぶ」ときの心構えを紹介します!

みなさん、大学に入学して、これから「文章を書く」という勉強を本格的に始める方も多いと思います。今日は、私が三年間文章を書いてきて学んだ、大切な心構えをお話しします。

まず、よくこんな声を聞きます。「私は語彙が少ないから、いい文章が書けません」と。たしかに、言葉をたくさん知っていることは大切です。でも、ここで安心してほしいのです。ふだん本を読んだり、人と会話したりできている人なら、すでに文章を書くための力は持っています。

たとえば、友だちに「昨日の授業、どうだった?」と聞かれて、「ちょっと難しかったけど、先生の説明が分かりやすかったよ」と答えられますよね。これは立派な「文章のもと」です。このような、ふだん使っている言葉で、自分の考えは十分に伝えられるのです。

ここで気をつけてほしいのは、「文章では、特別な言葉を使わなければいけない」という思い込みです。難しい言葉を並べれば立派に見える、そう考えてしまう人がいます。でも、それは誤解です。むしろ、難しい言葉を無理に使うと、かえって伝わりにくくなります。

早稲田大学の新入生のための就職準備「日本語」実践講座

では、「自然に書く」「話すように書く」とは、どういうことでしょうか。これは、ただ思いついた言葉をそのまま書けばいい、という意味ではありません。

たとえば、「この授業は非常に有益であった」と書いたとします。もちろん間違いではありませんが、どこか少しかたい感じがしますね。もし自分の気持ちにぴったり合っていないと感じたら、「この授業はとても役に立った」と言いかえてみる。そうやって、自分の中の違和感に気づくことが大事なのです。

文章を書くとき、最初に頭に浮かぶ言葉は、いわば「素材」です。料理でいうと、まだ切ったり味付けしたりする前の野菜のようなものです。そのままではなく、自分の言いたいことに合うように整えていく必要があります。

ここで、ひとつ具体例を考えてみましょう。「私はグローバル人材になりたい」と書いたとします。一見、立派に聞こえますよね。でも、「グローバル人材って、具体的に何だろう?」と自分に問いかけてみてください。

「海外の人と協力して仕事ができる人なのか」「英語で自分の意見を伝えられる人なのか」——こうやって言葉を「ほどいていく」と、自分の考えがだんだんはっきりしてきます。そして、「私は将来、外国の人とも一緒に働けるように、英語で自分の考えを伝えられるようになりたい」と書き直せば、ぐっと伝わる文章になります。

この「言葉を解く」という作業が、文章を書くうえでとても大切です。はじめは少し面倒に感じるかもしれません。でも続けていくうちに、「解かれていない言葉」をそのまま使うことに、むしろ違和感を覚えるようになります。

そして実は、この「言葉の解き方」に、その人らしさが表れてくるのです。同じテーマでも、人によって表現が違うのは、その人なりの言葉の選び方があるからです。

最後にひとつだけ。自分から遠い言葉、かっこうをつけた言葉は、できるだけ自分の身近な言葉に引き寄せてください。背伸びをした言葉よりも、自分の実感に近い言葉の方が、読み手の心にまっすぐ届きます。

文章を書くというのは、特別な才能ではありません。自分の中にある思いを、ていねいに言葉にしていく作業です。みなさんもぜひ、「自分の言葉」で書くことを大切にしてみてください。そこから、文章を書く楽しさがきっと見えてきます。

[宿題]「ワークライフバランス」とは、いったい何なのでしょうか? あなたが納得いく説明をしてみてください。

5月生:早稲田大学大学の学生のための「マスコミ合格・添削スタート講座」オンライン

元朝日新聞編集委員故西村欣也氏
元朝日新聞編集委員故西村欣也氏

●故西村欣也氏  ●元朝日新聞編集委員  ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年

●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。

●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館)  神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)

●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど

有名選手を取材してきました。

「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を

育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時

に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。

マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の

文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。早稲田大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。

【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】

確かに、今はネット時代と言われています。

トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。

しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。

新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。

まだマスコミには底力があるのです。

僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。

そこに人生が凝縮されているからです。

僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)

マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。

門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。

(故西村欣也氏・記)

■5月生 

■個別指導(オンライン)  1回 80分

■費用    スタート講座 入会金:15000円   月謝22000円(消費税込・教材費含)

■まずは、お問い合わせください。

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