わせまちマルシェ「後輩たちに届けたい言葉」(372)

みなさん、こんにちは。

早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座

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でおなじみの「受験対話」総合研究所です。

目次

商学部の学生のための就職準備「日本語」実践講座での話

本日、商学部一年生の「文章クラス」に、四年生のハルくんが手伝いに来てくれました。

ゼミでの勉強について、話をしてくれました。

振り子のように、いろいろな視点を行き来して学ぶ――経営学のおもしろさ

一年生のみなさんは、「経営を学ぶ」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?

会社をどうやって大きくするのか。どうすれば商品がたくさん売れるのか。利益をどうやって増やすのか。

もちろん、こうしたことも経営学の大切なテーマです。でも、ゼミで経営について学んでいると、「経営って、それだけではないんだな」と気づかされます。

たとえば、こんなことを考えてみてください。

ある会社に、すばらしい商品をつくる技術があります。ところが、その商品を誰に、どのように届ければいいのかが分からない。反対に、販売は得意だけれど、商品をつくる技術がない会社もあります。

では、どうすればいいでしょう。

「技術のある会社と販売の得意な会社が一緒になればいい」と考えることもできます。でも、会社が一緒になると、今度は社員同士の考え方の違いが問題になるかもしれません。

つまり、「会社をどう動かすか」という問題を考えていると、最後には「人はどうすれば協力できるのか」という問題に行き着くのです。

ここが経営学のおもしろいところです。

経営学は、単に「儲ける方法」を覚える学問ではありません。

「人はなぜ協力するのか」
「組織はなぜうまくいったり、いかなかったりするのか」
「新しいアイデアは、どうすれば生まれるのか」
「会社は社会の中で、どんな役割を果たすのか」

「経営学」は、そんな答えが一つではない問題について考える学問なのです。

僕たちのゼミでは、こうした問題を、いろいろな方向から考えます。

あるときは、経営理論を読んで、「この理論は本当に正しいのだろうか」と考えます。

またあるときは、コンピューターを使ったシミュレーションで、会社や人の動きをモデルにしてみます。

さらに、実際の企業と一緒に、新しい事業を考えることもあります。

たとえば、「こんな商品をつくったら売れるのではないか」とゼミ生がみんなに言いました。

でも、これで終わりではありません。

「本当にお客さんは欲しいと思うのか」
「いくらなら買ってくれるのか」
「どうやって商品を届けるのか」
「社員はどんな仕事をするのか」
「この事業を続けることで、会社や社会にどんな変化が起きるのか」

一つのアイデアから、次々と新しい「問い」が生まれます。

早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座

そして、ここからが大切なのですが、

データを集めたり、シミュレーションをしたり、実際に企業を訪ねて、商品の開発担当者と話しながら、「最初に考えたことは、本当に正しかったのか」と確かめていきます。

これは、ちょっとした実験のようなものです。毎週、こんなことをやっています。

まずは、「こうなるはずだ」と予想する。

実際に調べてみる。

予想と違っていた。

「なぜ違ったんだろう?」と考える。

もう一度、仮説をつくる。

この繰り返しが、研究の土台を作るおもしろさです。

ですから、僕たちのゼミでは、「先生から正解を教えてもらう」というよりも、自分たちで問いをつくり、考え、試してみることを大切にしています。

経営学は、とても不思議な学問です。

数字を使って会社を分析することもあれば、「そもそも人間にとって良い経営とは何だろう」と哲学のようなことを考えることもあります。

理論を勉強したかと思えば、今度は実際の企業を訪ねて、その企業が抱えている課題に一緒に取り組む。

コンピューターの画面を見ていたかと思えば、企業の方と議論する。

一見すると、まったく違うことをしているように見えます。

でも、実は全部つながっています。

僕らはこれを「振り子」にたとえています。

「理論」と「実践」。
「数字」と「人」。
「大きな社会の仕組み」と「一人ひとりの考え」。
「客観的なデータ」と「自分自身の疑問」。

振り子が左右に揺れるように、いろいろな視点を行ったり来たりする。

そうすることで、最初は見えなかったものが見えてくるのです。

また、商学部一年生のみなさんには、ぜひ「自分の大学生活そのものを経営してみる」という考えを持ってほしいと思います。

たとえば、「公認会計士の資格を取る」という目標を立てたとします。

では大学で、どの授業を選ぶのか。
どれくらい勉強時間を確保するのか。
サークルやアルバイトとどう両立するのか。
思ったように勉強できなかったとき、どう計画を変えるのか。

これも一種の「経営」だと思います。

限られた時間やお金、人とのつながりをどう生かして、自分が目指すものを実現していくのか。

そう考えると、経営学は会社の社長だけに必要な学問ではありません。

将来、会社を経営する人にも、会社で働く人にも、地域で活動する人にも、そして自分自身の人生を考える人にも関係する学問なのです。

一年生のみなさん、

「経営学は難しそうだな」と思わなくても大丈夫です。

むしろ、「なぜ会社はこうなっているんだろう」「どうして人は協力できるんだろう」「この店は、なぜ人気があるんだろう」と疑問を持つことから、経営学は始まります。

街を歩いていて、人気の店に行列ができていたら、「なぜ、この店には人が集まるんだろう」と考えてみる。

反対に、すばらしい商品なのに売れていないものを見つけたら、「なぜ売れないんだろう」と考えてみる。

そんな身近な疑問が、実は立派な研究テーマになるのです。

答えを覚えるだけではなく、自分で問いをつくる。

理論を学ぶだけではなく、実際に試してみる。

そして、うまくいかなかったら「なぜだろう」と、みんなで話し合い、もう一度考える。

その繰り返しの中に、経営学のおもしろさがあります。

大学の四年間を、ただ授業を受ける時間にするのか。

それとも、自分で「問い」を見つけ、考え、試し、また考える時間にするのか。

その違いは、きっと就職活動をするときに、大きく出ます。

さあ、みなさんも「経営」という振り子を、大きく動かしてみませんか。

10月生 早稲田大学の学生のためのジャーナリスト養成講座(オンライン)

元朝日新聞編集委員故西村欣也氏
元朝日新聞編集委員故西村欣也氏

●故西村欣也氏  ●元朝日新聞編集委員  ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年

●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。

●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館)  神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)

●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど

有名選手を取材してきました。

「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を

育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時

に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。

マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の

文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。早稲田大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。

【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】

確かに、今はネット時代と言われています。

トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。

しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。

新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。

まだマスコミには底力があるのです。

僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。

そこに人生が凝縮されているからです。

僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)

マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。

門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。

(故西村欣也氏・記)

■10月生 

■個別指導(オンライン)  1回 80分

■費用    スタート講座 入会金:15000円   月謝22000円(消費税込・教材費含)

■まずは、お問い合わせください。

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