わせまちマルシェ「後輩たちに届けたい言葉」(377)

みなさん、こんにちは。

早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座

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目次

商学部の学生のための就職準備「日本語」実践講座での話

本日、商学部一年生の「文章クラス」に、4年生のサトミさんが手伝いに来てくれました。

ゼミでの活動について話してくれました。

ブランコのように揺れながら、「経営」の本当の意味を考え続けています!

皆さんは、「経営」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?

会社の社長が会社を動かすこと? 商品をたくさん売って、お金をもうけること? あるいは、ライバル会社に負けないように、競争に勝つことでしょうか。

もちろん、それらも経営の大切な仕事です。

でも、私たちのゼミでは、もう少し違った角度から「経営とは何だろう?」ということを考えています。

例えば、こんな質問をしてみましょう。

お金持ちの家に生まれなければ、優れた経営者にはなれないのでしょうか。

社内で上手に立ち回って、自分の出世を優先する人が、優れた経営者なのでしょうか。あるいは、ライバルを蹴落としてでも、自分の利益を守る人が、経営に向いているのでしょうか。

皆さんは、どう思いますか?

おそらく、多くの人が「そんなことはない」と答えるでしょう。

では、どうすればよいのでしょうか。

社員を大切にすること? お客さんに喜んでもらうこと? 社会の役に立つこと? 会社の利益を増やすこと?

実は、これらはすべて経営に関係しています。どれか一つだけを大切にすればよい、というわけではありません。

例えば、ある会社が新しい商品を開発したとします。

お客さんには喜んでもらえそうです。でも、開発にお金をかけすぎると、会社の経営が苦しくなるかもしれません。反対に、経費を削ることばかり考えていると、社員が疲れてしまい、よい商品を作れなくなるかもしれません。

つまり、経営とは、いろいろな立場の人のことを考えながら、どうすれば、みんなにとってよい結果を生み出せるのかを考えることでもあるのです。

私たちのゼミでは、こうした答えの簡単には出ない問題に、真正面から取り組んでいます。

1 経営学なのに、論語を読む?

僕たちのゼミの面白いところは、勉強する内容がとても幅広いことです。

例えば、経営学の最新の理論を勉強する一方で、昔の中国の思想家である孔子の『論語』を読むこともあります。

「えっ、商学部なのに、どうして昔の思想を勉強するの?」

そう思う人もいるかもしれませんね。

例えば、『論語』には、人としてどう生きるべきか、他人とどう付き合うべきか、といったことが書かれています。

会社の経営も、結局は人間が行うものです。

社長が社員をどう扱うのか。上司が部下の意見をどう聞くのか。会社が、利益と社会への責任をどう両立させるのか。

こうした問題を考えるとき、何千年も前の思想がヒントになることがあります。

一方で、最新の経営理論も勉強します。

例えば、心理学や経済学の知識を使って、人間がどのように行動するのかを分析します。

同じ商品でも、値段を少し変えるだけで売れ方が変わることがありますよね。あるいは、同じ職場でも、上司の声のかけ方によって社員のやる気が変わることもあります。

なぜ、こんなことが起きるのでしょうか。

人間の行動には、何か共通する仕組みがあるのでしょうか。

私たちは、そうしたことを理論的に考えています。

昔の思想から最新の科学まで、一見すると関係のなさそうなものを結びつけて考える。これが、私たちのゼミの面白さの一つです。

2 頭の中で会社を動かしてみる!

もう一つ、私たちのゼミで大切にしているのが、シミュレーションです。

シミュレーションというのは、簡単に言えば、実際に起こりそうなことをコンピューターなどを使って再現してみることです。

例えば、皆さんが新しいカフェを経営するとします。

お店を出す場所は駅前がよいのか、それとも大学の近くがよいのか。コーヒーの値段はいくらにするのか。アルバイトは何人雇うのか。営業時間は何時から何時までにするのか。

いろいろなことを決めなければなりません。

仮に、コーヒーを一杯500円で販売するとします。値段を600円に上げたら、利益は増えるでしょうか。

単純に考えれば、一杯当たりの利益は増えます。でも、お客さんが減ってしまったらどうでしょう。

反対に、400円に値下げしたら、お客さんが増えるかもしれません。しかし、売る数が増えても、利益が減ってしまう可能性があります。

こうした条件を組み合わせて、会社がどう動くのかを考えるのです。

さらに、実際の企業と一緒に、新しい事業を生み出す取り組みも行っています。

ここが、私たちのゼミの大きな特徴です。

教科書を読んで「経営とはこういうものです」と覚えるだけではありません。

実際の企業が抱えている問題について考え、どうすれば解決できるのかを検討します。

例えば、新しい商品を開発するときには、どんな人に買ってもらいたいのか、その人たちは何を求めているのか、どのようなサービスを提供すれば喜んでもらえるのか、といったことを考えます。

自分たちが考えたアイデアが、実際の企業の活動につながることもあります。

だから、勉強に力が入るのです。

3 理論だけでも、実践だけでも足りない

ここで、私たちのゼミが大切にしている考え方を紹介します。

それは、理論と実践の両方を大切にするということです。

例えば、皆さんが自転車に乗れるようになりたいとします。

本を読んで、自転車の仕組みやバランスの取り方を勉強することは大切です。でも、本を読んだだけで自転車に乗れるようになるでしょうか。

実際に乗ってみなければ、分からないことがありますよね。

ただ、何も考えずに乗っているだけでは、なかなか上達しないのです。

なぜ転びそうになったのか。どうすればバランスが取れるのか。考えながら練習することで、少しずつ上手になります。

経営も同じです。

理論を学ぶだけでは、実際の会社で起きている問題を解決できるとは限りません。反対に、経験や勘だけに頼っていても、同じ失敗を繰り返してしまうかもしれません。

だからこそ、理論を学び、実際に試してみる。そして、結果を振り返り、もう一度考える。

この繰り返しが大切なのです。

私たちのゼミでは、こうした姿勢をとても大切にしています。

早稲田大学スポーツ科学部の学生のための就職準備「日本語」実践講座
早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座

4 経営学は、会社だけの勉強ではない!

ここまで聞くと、「経営学って、将来社長になる人のための勉強なのかな」と思うかもしれません。

でも、決してそうではありません。

実は、皆さんの日常生活にも、経営の考え方はたくさん隠れています。

例えば、大学のサークル活動を考えてみましょう。

新入生を増やしたい。活動に参加する人が少ない。メンバーの意見はバラバラ。どうすれば、みんなが楽しく活動できるでしょうか。

そこで、メンバーに話を聞いてみる。活動内容を見直してみる。新入生が参加しやすいイベントを企画してみる。

これも、一つの組織をよりよくするための経営的な取り組みです。

あるいは、大学の学園祭で模擬店を出すとしましょう。

限られた予算で、何を仕入れるのか。どんな商品なら売れるのか。誰が調理を担当し、誰が宣伝をするのか。

みんなの意見をまとめながら、よりよい結果を目指します。

これも立派な経営の課題です。

つまり、経営学を学ぶということは、会社の仕組みを知るだけではありません。

人と人が協力して、何かを実現するにはどうすればよいのか。

その方法を考える学問でもあるのです。

5 自分の大学生活も、自分で経営する!

最後に、私たちのゼミのもう一つの魅力を紹介します。

それは、学生の自主性をとても大切にしていることです。

教授から一方的に課題を与えられ、それをこなしていくというだけではありません。

自分は、何に興味を持っているのか。何を研究してみたいのか。大学生活で何に挑戦したいのか。

そうしたことを、自分自身で考えて行動することが求められます。

例えば、経営学に興味がある人が、授業で学んだことをきっかけに、実際の企業について調べてみる。あるいは、大学の外に出て、企業の人と話してみる。

自分の興味を出発点にして、学びを広げていきます。

私は、これが、とても大切なことだと思っています。

大学生活は、誰かに用意してもらうものではありません。

自分で目標を決め、自分で計画を立て、失敗したら考え直し、また挑戦する。

そうやって、自分自身の大学生活をつくっていくのです。

実は、これも一つの「経営」なのではないでしょうか。

全国のいろいろな企業との共同開発(製品・店舗)があります!

6 ブランコのように揺れながら、考え続けています!

私たちのゼミの紹介には、「振り子に揺られながら『経営』を学ぶ」という言葉があります。

これは、どういう意味でしょうか。

振り子は、右に行ったり、左に行ったりしますよね。

私たちのゼミでも、同じように、いろいろな考え方の間を行ったり来たりしながら、経営について考えています。

例えば、科学と哲学。

数字やデータを使って客観的に分析することもあれば、人間として何が正しいのかを考えることもあります。

理論と実践。

教室で理論を学ぶこともあれば、実際の企業と一緒に問題解決に取り組むこともあります。

客観と主観。

数字から見える事実を大切にする一方で、働く人や商品を買う人がどう感じているのかも考えます。

どちらか一方が正しいというわけではありません。

両方の視点を行き来することで、初めて見えてくるものがあるのです。

私たちは、ゼミでこうした問いに仲間と一緒に取り組んでいます。

そして、私が一年生の皆さんに一番伝えたいのは、経営学には、最初から決まった正解があるわけではないということです。

会社の利益を増やすにはどうすればよいのか。社員が幸せに働ける会社とはどんな会社なのか。社会に必要とされる企業とは何なのか。

こうした問題について、仲間と議論し、自分の頭で考え、答えを探していく。

ときには、自分とはまったく違う意見に出会うこともあります。でも、その違いこそが、新しい発見につながるのです。

一年生の皆さん。

経営学というと、少し難しそうに聞こえるかもしれません。でも、皆さんが普段感じている疑問や、社会で起きている出来事の中に、経営学のテーマはたくさんあります。

「なぜ、この会社の商品は人気があるのだろう?」

「どうすれば、みんなが気持ちよく働けるのだろう?」

「利益を上げながら、社会の役にも立つにはどうすればよいのだろう?」

そんな素朴な疑問から、研究が始まります。

ぜひ、皆さんも私たちと一緒に、経営の本当の意味を考えてみませんか。

答えを覚えるのではなく、答えを探す。

それが、私たちのゼミの楽しさであり、醍醐味だと思っています。

12月生 早稲田大学の学生のためのジャーナリスト養成講座(オンライン)

元朝日新聞編集委員故西村欣也氏
元朝日新聞編集委員故西村欣也氏

●故西村欣也氏  ●元朝日新聞編集委員  ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年

●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。

●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館)  神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)

●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど

有名選手を取材してきました。

「受験対話」総合研究所では、27年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を

育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時

に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。

マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の

文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。早稲田大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。

【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】

確かに、今はネット時代と言われています。

トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。

しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。

新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。

まだマスコミには底力があるのです。

僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。

そこに人生が凝縮されているからです。

僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)

マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。

門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。

(故西村欣也氏・記)

■12月生 

■個別指導(オンライン)  1回 80分

■費用    スタート講座 入会金:15000円   月謝22000円(消費税込・教材費含)

■まずは、お問い合わせください。

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