みなさん、こんにちは。
早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
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でおなじみの「受験対話」総合研究所です。
文学部で「日本語学」を学んでいる学生が、学部の一年生に話をしてくれました!
今日は、文学部で「日本語学」を学んでいるサラさんが、一年生の「文章クラス」の手伝いに来てくれました。
高校まで教わってきた「国語」と、大学で学ぶ「日本語」の違いについて話してくれました。 ※抜粋しました。

みなさん、こんにちは。今日は、「日本語学」の面白さについて、お話します。
突然ですが、こんな場面を思い浮かべてください。アルバイト先で、後輩に仕事を教えるとき、あなたはどんな言葉づかいをしますか。「これやって」と言うでしょうか。それとも「これ、お願いしてもいいかな」と少しやわらかく伝えるでしょうか。実はここに、日本語学のとても面白いテーマが隠れているのです。
私たちはこれまで、「敬語は目上の人に使うもの」と教わってきましたよね。たしかに、先生に対して「いらっしゃる」と言ったり、「申し上げます」と言ったりします。しかし、実際の会話ではどうでしょうか。たとえば、コンビニの店員さんがお客さんに対してとても丁寧な言葉を使うのは、その人が「目上」だからでしょうか。そうではないですよね。
文学部の授業では、こうした「当たり前だと思っていたこと」を一度立ち止まって考え直します。たとえば、ある授業では、こんなテーマで話し合いをしました。「初対面の同い年の人に、どこまで敬語を使うべきか」。人によって、「最初は丁寧語で距離を保ちたい」という人もいれば、「あまり堅いと距離が縮まらないから、少し、くだけた話し方がいい」と考える人もいます。
つまり、敬語は単に上下関係で決まるものではなく、「どんな関係を築きたいか」という気持ちの表れでもあるのです。相手と少し距離を保ちたいのか、それとも親しみやすい関係になりたいのか。その思いが、言葉づかいに表れているのですね。
授業では、こうしたテーマについて留学生も交えてディスカッションをします。たとえば、日本語では丁寧に話すのが自然でも、他の言語ではそこまで形式ばらないこともあります。すると、「日本語の敬語って、こんな特徴があるんだ」と新しい発見が生まれます。自分の当たり前が、実は世界では当たり前ではないと気づく瞬間です。
ここで大切なのは、「正しい敬語を覚える」だけではありません。「なぜその言葉を選ぶのか」「その言葉でどんな関係をつくろうとしているのか」を考えることです。言葉は単なる道具ではなく、人と人とをつなぐ大切な手段です。その仕組みを考えるのが、日本語学の魅力なのです。
大学に入ると、「言葉を使う」から一歩進んで、「言葉を考える」学びが始まります。普段何気なく使っている一言の裏に、実は深い意味や意図がある。それに気づいたとき、日常の会話が少し違って見えてくるはずです。
みなさんもぜひ、自分の言葉づかいを少しだけ意識してみてください。「いま自分は、相手と、どんな関係をつくろうとしているのだろうか」。そう考えることが、日本語学の第一歩なのです。
読み手にわかってもらえる文章を書こう!
今日は、「相手に伝わる文章を書くには、どんなことが大切なのか」を、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
文章を学び始めたばかりの一年生のみなさんの中には、「うまい文章を書きたい」「知的に見える文章を書きたい」と思っている人も多いかもしれません。実は、私も一年生のころ、まったく同じでした。
難しい言葉を使ったり、説明を減らして短くまとめたりすると、「なんだか頭がよさそうな文章」に見える気がしていたんです。
でも、ある日、添削してもらった文章を返してもらった時に、先生にこう言われました。
「あなたの頭の中ではつながっているのだろうが、読む人にはさっぱり見えてこない」
その言葉に、私はハッとしました。
たとえば、友達に「昨日、あれ大変だったよね」と言えば、同じ場面を知っている相手なら通じます。でも、まったく事情を知らない人が聞いたら、「あれって何?」となりますよね。
文章も同じです。

書き手の頭の中には、場面も気持ちも順番も全部入っています。だから、「ここは省略してもわかるだろう」と思ってしまう。でも、読者は、書いてあることしか読めません。
私は二年生のころ、NHKのアルバイトで失敗した体験を書いたことがあります。自分ではかなり感動的に書けたつもりでした。ところが、友達に読んでもらうと、「結局、何があったの?」と言われてしまったんです。
読み返してみると、大事な説明を飛ばしていました。
「ディレクターに注意された」とだけ書いて、その理由を書いていなかったんですね。私は頭の中で全部わかっているから、省略しても伝わると思っていました。でも、読む人には情報が足りなかったのです。
そのときから、私は文章を書くとき、「読者は初めてこの話を知るのだ」と考えるようになりました。
すると、不思議なくらい文章が変わりました。
たとえば、
「私は悔しかった。」
だけではなく、
「スタジオで、出演者にピンマイクをつける位置を間違え、ディレクターに注意されてた。
私は悔しかった。」と書く。
たったこれだけで、読者は場面を想像できます。
文章を書くときに大切なのは、「かっこよさ」より、「伝わること」なんです。
特に、文章に慣れてきたころほど注意が必要です。最初は、一生懸命に説明をしていた人が、少し慣れると、「ここは言わなくてもいいかな」と省略し始めます。
すると、文章はなめらかに書いてあるのに、「ん?」と、内容で引っかかる箇所が増えていきます。
実は、私も大学三年のころ、「書き慣れてきた自分」に酔っていた時期がありました。短く、スマートに書くことばかり考えていたんです。でも、先生にこう言われました。
「読み手は、あなたの頭の中をのぞけないんだよ」
この言葉は、今でも忘れられません。
文章は、自分のためではなく、「相手」に届けるために書くものです。
だからこそ、一番大切なのは、「これで本当に相手に伝わるかな」と何度も読み返すことです。
私は今でも、文章を書いたあと、「この文章を中学生が読んでもわかるかな」と考えながら見直しています。すると、自分では当然と思っていた内容なのに、読み手にとっては説明不足で、理解できない箇所に、よく気づくようになりました。
文章力というのは、難しい言葉を知っていることではありません。
「相手が迷わず読めるように、橋をかけてあげる力」なんです。
ぜひみなさんも、「自分が伝えたいこと」だけではなく、「相手が読んで理解できるか」を大切にしながら、文章を書いて
ください。
その積み重ねが、読む人に届く文章作りにつながっていくのです。
6月生 東京大学の学生のための「マスコミ合格・添削スタート講座」(オンライン)

●故西村欣也氏 ●元朝日新聞編集委員 ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年
●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。
●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)
●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど
有名選手を取材してきました。
「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を
育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時
に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。
マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の
文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。早稲田大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。
【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】
確かに、今はネット時代と言われています。
トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。
しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。
新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。
まだマスコミには底力があるのです。
僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。
そこに人生が凝縮されているからです。
僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)
マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。
門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。
(故西村欣也氏・記)
■6月生
■個別指導(オンライン) 1回 80分
■費用 スタート講座 入会金:15000円 月謝22000円(消費税込・教材費含)
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