みなさん、こんにちは。
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でおなじみの「受験対話」総合研究所です。
日本史を研究している院生が、学部の一年生に話をしてくれました!
今日は、大学院生のユキさんが、一年生の「文章クラス」の手伝いに来てくれました。
高校まで勉強してきた「日本史」と、大学で学ぶ「日本史」の違いについて話してくれました。
また、「文章修行」を始める一年生に、「何を書くのか」を考えるときのヒントをくれました。

みなさん、こんにちは。ユキです。今日は、一年生のみなさんに、私が、大学でどのように日本史を学んできたのか、そして高校までの「受験の日本史」とは何が違うのかを、お話しします。
まず、大学の日本史は「覚える日本史」から「考える日本史」へと大きく変わりました。たとえば受験では、「関ヶ原の戦いは1600年」といったように、年号や出来事を正確に覚えることが求められますよね。もちろん、それも大切な基礎です。でも、大学ではそこから一歩進みます。
たとえば、「なぜ関ヶ原の戦いは起きたのか」「なぜ徳川家康は勝てたのか」といった問いを、自分で考えるのです。そして、その答えを考えるときに使うのが「史料」です。「史料」というのは、当時の手紙や日記、公式文書など、歴史の証拠となるものです。
私のゼミは少人数で、先生の専門はキリシタン史ですが、学生の研究テーマは自由です。ある人は戦国時代の村のしくみを調べ、ある人は江戸時代の寺と人々の関係を研究しています。それぞれの学生が自分の興味を出発点にして、史料を読み込み、自分なりの「歴史の見方」を作っていきます。
ここで大事なのは、「根拠をもって説明する力」です。たとえば友達に「このお店おいしいよ」と伝えるとき、「なんとなく」ではなく、「口コミサイトで評価が高かった」とか「実際に行ったら行列ができていた」といった理由を添えますよね。歴史学も同じです。「この出来事はこういう意味がある」と言うためには、「どの史料の、どの記述に基づいているのか」をはっきり示さなければなりません。
ゼミでは、自分の研究を発表し、みんなで議論します。この議論がとても刺激的です。「その史料は本当に信頼できるの?」「あなたの解釈は、他の研究成果とどう違うの?」といった質問が次々に出てきます。最初は少し緊張しますが、このやりとりを通して、自分の考えがどんどん磨かれていきます。
卒業論文では、こうした積み重ねをすべて使います。自分でテーマを決め、史料を集め、読み解き、分析し、そして一つの結論を論理的に文章で表現します。これは決して簡単ではありませんが、自分の力で「新しい歴史の見方」を提示できたときの達成感はとても大きいものでした。
日本史を学ぶことは、ただ昔のことを知るだけではありません。今、私たちが生きている社会がどのようにできあがってきたのか、その背景を理解することにつながります。たとえば地域の祭り一つをとっても、「なぜこの形で続いているのか」と考えると、そこには長い歴史があります。
過去を知ることは、現在の自分たちを知ることでもあります。大学の日本史は、その面白さに気づかせてくれる学びです。ぜひみなさんも、自分だけの「問い」を見つけて、日本史の世界に一歩踏み出してみてください。
遠くの話をしても、説得力に欠けるのです!
次に、「文章を書くとき、いちばん大切なことは何か」というテーマでお話しします。少し意外に思うかもしれませんが、結論から言うと、それは「身近な話を書くこと」です。
大学に入ると、「せっかくなら立派なことを書かなければ」と思いがちです。たとえば、政治問題や経済格差、環境問題など、大きなテーマを選びたくなる。もちろん、それ自体はとても大切なテーマです。ただ、いざ書いてみると、「どこかで読んだような文章」になってしまうことが少なくありません。
なぜでしょうか。理由はシンプルです。そのテーマと「自分」との距離が遠いからです。
ここで考えてみてください。たとえば「少子化問題」について書くとします。「日本では出生率が低下していて…」と書き始めることはできます。でも、それだけでは、ニュースの解説とあまり変わりません。
そこで少し視点を変えてみます。「自分の身の回りで、少子化を感じたことはないか」と考えるのです。たとえば、「地元の小学校が統合されて、母校がなくなった」「親戚の集まりで、子どもの人数が昔よりずっと少ないと感じた」。こうした体験があれば、それは一気に「自分の言葉」になります。

読者は、「自分の知らない話」を面白いと感じます。そして実は、みなさんにとって当たり前の身近な出来事こそ、他の人にとっては新鮮な情報なのです。家族との何気ない会話、アルバイト先での出来事、授業で感じた違和感。これらはニュースにはなりませんが、だからこそ価値があります。
たとえば、「コンビニのアルバイトで、外国人のお客さんが増えていると感じた」という体験から、外国人労働者の問題に話を広げることもできます。このように、大きなテーマと自分の体験を一本の線でつなぐことができれば、文章はぐっと面白くなります。
逆に言えば、その「線」が見つからないまま書くと、どうしても表面的な内容になってしまうのです。
記者や研究者であれば、専門的な知識や取材によって新しい情報を提供できます。しかし、みなさんはこれから学び始める段階です。だからこそ、「自分にしか書けないこと」を大切にしてほしいのです。
身近な話は、決して小さな話ではありません。むしろ、それは世界とつながる入口です。自分の半径2、3メートルの出来事を丁寧に見つめることで、社会の大きな問題にも、自分なりの視点で迫ることができるのです。
文章を書くときは、ぜひ問いかけてみてください。「このテーマと自分は、どこでつながっているだろうか」と。その一本の線を見つけることが、読み手の心に届く文章への第一歩なのです。
6月生 早稲田大学の学生のための「マスコミ合格・添削講座」(オンライン)

●故西村欣也氏 ●元朝日新聞編集委員 ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年
●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。
●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)
●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど
有名選手を取材してきました。
「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を
育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時
に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。
マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の
文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。早稲田大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。
【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】
確かに、今はネット時代と言われています。
トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。
しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。
新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。
まだマスコミには底力があるのです。
僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。
そこに人生が凝縮されているからです。
僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)
マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。
門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。
(故西村欣也氏・記)
■6月生
■個別指導(オンライン) 1回 80分
■費用 スタート講座 入会金:15000円 月謝22000円(消費税込・教材費含)
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