こんにちは。
早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
慶應義塾大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
上智大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
でおなじみの受験対話総合研究所です。
受験対話総合研究所では、
早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学の学生のための
「アナウンサー・放送記者合格・添削講座」を開講中です。
この講座では、小学校から高校、大学入試までに教わった「国語」の
内容を踏まえた上で、これまで育ててこなかった、社会人になるために
必要な「ことばの力」を身に付けてもらうことで、内定に導いています。
コロナの社会になり、就職面接も仕事も、画面越しに行うことが
多くなりました。アナウンサーや放送記者に欲しい能力は、
一般企業を志望する学生にも必要になっています。
※現在は、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学の学生のための
「アナウンサー・放送記者合格・添削スタート講座」が開講しています。
スタート講座での指導は、受験対話総合研究所の主席研究員が担当します。
受講生は、この3大学だけでなく、法政大学、明治大学、学習院大学、
日本女子大学、津田塾大学、お茶の水女子大学などの学生もいます。
今日、教育学部の新入生から「はがき」が届きました。
本人の了解をとりました。要点だけご紹介します。
※この講座の受講生には、「はがき」と「手紙」を手書きで書いてもらっています。
なぜか、わかりますか? メールはダメです。
大人と、ちゃんとした人間関係を築くときの大切な訓練の一つです。
【女子学生からの「はがき」の内容】
「第1回アナウンサー・放送記者養成講座」に出席しました。
3分間のフリートークをしたときに、多くの学生が「~したいと思います」と言っていました。
テレビを見ていても、アナウンサーやリポーターが、
「さっそくお店に入りたいと思います」「お話を伺いたいと思います」
「〇〇を食べてみたいと思います」と言います。「~思います」が、本当に耳ざわりです。
なんとなく、ワンクッションはさんでいる感じがします。
話し手の『本気』が伝わってこないのです。
授業で講師の説明を聞いて、納得しました。ありがとうございました」とありました。
今日は、授業で解説したことを少しだけ紹介します。
[授業で解説した一部]
一般に、直接敬語を使わなくても、敬語を用いるのと同じような効果をあげる言い回しに、
「婉曲話法」があります。これは、自分の言いたいことを遠回しに言うことにより、
相手の気分を損ねずに、こちらの言い分を納得させようとする方法です。
これには、「慇懃無礼」な側面が付きまといます。
表向きは丁寧なようで、実はあつかましいというわけです。
教育学部の学生が、「ワンクッション挟んでいる」と感じたのも、
たとえば、多くの新入生のフリートークの中に出てきた、
「ここまで育ててくれた親に、感謝したいと思います」という言い方が、
話し手の意思はどうあれ、結果としては、まさに慇懃無礼に聞こえたからでしょう。
たとえば、卒業式の取材に来たリポーターにマイクを向けられた卒業生が、
新入生と同じように、「ここまで育ててくれた親に、感謝したいと思います」と
よく言います。
この言い方が、どんな社会環境から生まれ出てきたのかを考えてみると、
その根は深そうだということに気がつきます。
「親に感謝します」という単純率直に気持ちを言うことが、
どういう理由によってかできない環境が、いつの間にか
私たちの周りにできあがってしまったのではないでしょうか。
たとえ、親への感謝の気持ちでも、自分の気持ちを率直に言えないのは、
世間や周囲の人の思惑を気にしているからでしょう。
そういう生き方が習い性になっているから、「~したいと思います」という
余計な尻尾がぶらさがることになり、
結果的に、話し手の意に反して、慇懃無礼になってしまう。
ただ世の中で、これが「慇懃無礼」だと指摘されないのは、
話し手も聞き手も、普段、「ことば」に神経をつかっていないからです。
別の例をあげましょう。
新入生のみなさんは、これから「シンポジウム」などの集まりに出席することも
多くなると思います。(コロナが終わってから)
多くの場合、会が終わりに近づくと、主催者側がある結論にむけて、
その場の意見を導いていこうとします。
その時司会者は、「~と、このように考えたいと思います」というような言い方を
して、まとめようとすることが多いのです。
「~と考えたいと思う」の「~たい」は、願望の助動詞なので、
「みなさん、そのように考えましょう」という誘いを含んでいるのです。
うしろに身を引くように見せて、実は、自分の意見を慇懃に押し通そうとする。
だから、「~してみたいと思います」といわれると、
なにもこちらが頼んだわけではない。会を終えるために、あなたがそうしたいのでしょう。
どうぞご勝手にと、いやみの一つも言ってみたくなります。
不祥事を起こした会社の社長や官僚、政治家も、「お詫びしたいと思います」とよく
言いますが、「お詫びします」、これで十分でしょう。
ということで、大学生もアナウンサーも会社の社長さんも役人も政治家のみなさんも、
「日本語」の勉強をすることが大切だとわかります。
この講座の土台を作った先生は言っていました。
「日本語を壊すことは、日本人の頭を壊すことです。
母語(日本語)は、死ぬまで磨くものです」と。
新入生諸君、待っているよ。
※ 対面スタート講座(※現在はお休みしています)では、
学生たちの「考える力」「表現する力」「想像する力」「創造する力」を育てています。
ここから「大学教育を受ける準備」を始めると、3年後には、
指導教授から「キミ、大学に残ってくれませんか」と言われたり、
企業の採用担当者から「ぜひ会って、キミと話がしてみたい」と言われるようになります。
先輩たちに続け!
■【早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」添削スタート講座」】
早稲田大学にお子さんを通わせているお父様、お母様。
お子さんの話を聞いていて、
「ウチの子、『自分のことば』としての日本語と、格闘したことがないのではないか?」
と思ったら、ぜひ、この講座の受講を勧めてあげてください。
社会人になるお子さんに、これから一番役に立つ技術の「贈り物」になるはずです。
NHK、テレビ朝日、日本テレビ、TBS、フジテレビ、
朝日新聞社、読売新聞社、毎日新聞社、新潮社、集英社、講談社
電通、博報堂などマスコミで、「いい仕事がしたい」と思っている
早稲田大学の学生、集まれ!
■[教材]
① 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 西村欣也著
② 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書) 西村欣也著
■[場所]
・西早稲田(新宿区)
■[時間]
・120分
■[受講料] スタート講座 1カ月 12000円(消費別・テキスト代込み)
※【大学の就職部(キャリアセンター)及び、高校の進路指導の先生方へ】
講演や講座の依頼、お問い合わせは、メールでお願いいたします。
授業中は、電話での対応が難しいので、ご面倒をおかけいたします。
よろしくお願いいたします。
1月:慶應義塾大学の学生のための「マスコミ合格・添削スタート講座」オンライン
●故西村欣也氏 ●元朝日新聞編集委員 ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年
●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。
●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)
●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど
有名選手を取材してきました。
「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を
育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時
に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。
マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の
文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。慶應義塾大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。
【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】
確かに、今はネット時代と言われています。
トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。
しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。
新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。
まだマスコミには底力があるのです。
僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。
そこに人生が凝縮されているからです。
僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)
マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。
門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。
(故西村欣也氏・記)
■1月 添削回数・8回
■個別指導(オンライン) 1回 80分
■費用 スタート講座 月謝22000円(消費税込・教材費含)
■まずは、お問い合わせください。
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