みなさん、こんにちは。
早稲田大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
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日本女子大学の学生ための就職準備「日本語」実践講座
お茶の水女子大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
東京大学の学生のための就職準備「日本語」実践講座
でおなじみの「受験対話」総合研究所です。
医学部の1年生のための就職準備「日本語」実践講座での話!
本日は、医学部の学生のための「文章クラス」に、法医学を学んでいる先輩が遊びに来て
話をしてくれました。

こんにちは。法医学を研究している高橋です。
今日は、「法医学ってどんな学問なの?」ということを、皆さんに少しでもわかりやすく
お伝えできたらと思っています。
■ 法医学って、どんな学問?
みなさん、「法医学」というと、テレビドラマの「科捜研」のような、事件現場での鑑定を思い浮かべるかもしれませんね。
実際、法医学は「科学の力で真実を明らかにする」学問です。
たとえば、事件や事故の現場で、
「この人は、どうして亡くなったのか」
「事故だったのか、それとも他殺なのか」
ということを、医学の視点から調べます。
でもそれだけじゃありません。
鑑定の結果は、裁判での証拠になったり、保険金や社会保障の判断に使われたりします。
つまり、人の人生を大きく左右するんです。
■ 研究の現場では、どんなことをしているの?
私は今、胃の中の内容物から、亡くなった時間を、より正確に推定する方法を研究しています。
ちょっとびっくりしますよね(笑)。
具体的には、「葉緑体DNA」や「香辛料」に注目して、
『最後に食べたものが何だったのか?』
『それをいつ食べたのか?』を分析しています。
たとえば、胃の中から「カレーのスパイス成分」が見つかったとします。
でもその人の自宅からは、カレーの材料が出てこなかった。
実は、外で食事をした形跡があった…。
――こうした“食べ物の痕跡”が、事件の手がかりになることもあるんです。
「食べたもの」って、科学的に見ると、とても貴重な情報なんです。
■ 法医学が目指すのは「社会の安心」
法医学の目的は、事件を解決することだけではありません。
事故の原因を明らかにして、「再発防止」につなげることも大切な使命です。
たとえば、交通事故や医療ミスが起こったときに、
「なぜ起きたのか?」を科学的に検証する。
そして、その結果をもとに「次に同じことが起こらないようにする」。
つまり、法医学は、過去を調べることで未来を守る学問なんです。
■ 学びの魅力と先生との出会い
実は、私が法医学に興味を持ったきっかけは、大学4年のときに、いま研究室でお世話になっている教授との出会いでした。
教授は、司法解剖の現場での経験を交えながら、いつもこう言われていました。
「法医学は、“人の命の物語”を科学で読み解く仕事なんだよ」と。
最初は右も左もわからなかった私ですが、先生や技術員の方々に支えられて、研究が少しずつ楽しくなっていきました。
ある日、自分のデータから「これは有効な根拠になるかもしれない」と教授に言われて、思わず「やった!」と声を
上げてしまったこともあります(笑)。
■ 一年生の皆さんへ
一年生の皆さんの中には、
「医者になって人を救いたい」
「科学で社会に貢献したい」
そう思っている人も多いでしょう。
法医学は、まさにその両方を実現できる分野です。
私たちが追い求めるのは、“科学的な真実”。
それを明らかにすることで、事件の裏に隠された事実を見抜き、そして社会全体をより安全にしていくことができる。
医学には「生きている人を救う医学」もあれば、
法医学のように「亡くなった人の声を聞き、未来の命を救う医学」もあります。
もし皆さんが、
「人を助けたい」だけでなく、
「社会そのものを、よりよくしたい」と思うなら――
法医学はきっと、あなたの探している学問になると思います。
ぜひ、研究室に来てください。
文章について、最近考えていること
私も、このクラスの上位クラスで、今も文章の修業をしています。
最近、考えていることは、
うまい文章は、「芸」に通じるのではないか、と考えています。
書きたい事柄が、自然に頭につまっている。それをそのまま書いたのでは、
「芸」になりません。文章にもなりません。自然なものを一度、頭の中で処理し直し
たものが文章なのです。自然を処理して、自然に還す。処理という過程があるかぎり、
文を書くとは、きわめて人為的な行為であると思うのです。

自分の口から出る言葉を、そのまま並べるだけでは、文章にはならない。
その言葉を突き放し、計算して、濃縮する。処理後の、その言葉が文章なのです。
未処理な文は、面白くありません。芸がないからです。
みなさんは、どう思いますか? みなさんの意見を聞かせてください。
11月:慶應義塾大学の学生のための「マスコミ合格・添削スタート講座」オンライン

●故西村欣也氏 ●元朝日新聞編集委員 ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年
●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。
●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)
●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど
有名選手を取材してきました。
「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を
育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時
に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。
マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の
文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。慶應義塾大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。
【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】
確かに、今はネット時代と言われています。
トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。
しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。
新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。
まだマスコミには底力があるのです。
僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。
そこに人生が凝縮されているからです。
僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)
マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。
門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。
(故西村欣也氏・記)
■11月生
■個別指導(オンライン) 1回 80分
■費用 スタート講座 入会金:15000円 月謝22000円(消費税込・教材費含)
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