こんにちは。
早稲田大学の1年生のための就職準備「日本語」実践講座でおなじみの
受験対話総合研究所です。
受験対話総合研究所では、
早稲田大学の1年生のための就職準備「日本語」実践講座の
8月生を募集しています。4月、5月、6月、7月生は満員になりました。
今日は、早稲田大学の国際教養学部、文学部、文化構想学部、人間科学部、
スポーツ科学部の入学式があり、
入学式の後、新入生と親御さんが、研究室を訪ねて来てくれました。
今日来てくれた新入生は、アナウンサーや放送記者、NHKで番組制作をしたいなど、
マスコミ志望の子が多かった。
そこで、彼、彼女らがマスコミに向いているかどうか、自分の言語感覚を試してもらいました。
まず新聞を見てもらいました。
3月31日付の朝日新聞に、朝日自分史事務局の広告で出ていました。
これを読んで、気になるところを発表してもらいました。
みんな、ピンときていませんでした。
広告の内容は、
朝日新聞社の元記者が読者を取材します。『自分史』を本にしませんか、という広告です。
以下のような書き出しでした。
[自分史無料相談会開催]
「朝日新聞社では、1人ひとりの生き様を活字で世に残す「朝日自分史」サービスを
行っています。(略)」とありました。
言語感覚のテストでは、
まず、自分は絶対に使わないという「ことば」を、いくつ持っているかを試しました。
その代表格に「生きざま」があってほしかった。
朝日新聞社の広告では、「生き様」と書いてありました。
年配の方たちと話していると、
この言葉は、聞いても見ても、ぞっとするという人が大勢いらっしゃいます。
反射的に、「死にざま」を思い出すからです。
少し頭を働かせれば、「潔い生き方」とか「汗を厭わない生き方」とか、
その人の生き方にふさわしい言い方が、いくらでもあるはずです。
どういう生き方だったのかを言い表す言葉探しを途中で放棄して、
読み手(受け手)を「不快」な気持ちにさせる可能性のある言葉を使うのは、
言葉のプロが、絶対にやってはいけないことです。
自分史を書きたいと思っている「人生の先輩たち」に、
「生きざま」という言葉を使うのは、
慇懃にして非礼非情、非常識だと思う人も多くいるはずです。
読売新聞社で長く政治記者をされていた詩人の中桐雅夫さんに、
「嫌いなことば」という詩があります。
「何という嫌なことばだ、『生きざま』とは、言いだした奴の息の根をとめてやりたい」
中桐さんは、怒っています。
私は、新入生たちに言いました。
「キミたちが、尊敬できる人と話す時のために、『禁句』を今日から集めよう」と。
※禁句…他人の感情をそこねるので、使うのを避けるべき語句(広辞苑)
新入生のみなさん、日本語の勉強を始めましょう。
話し方や化粧法の勉強だけでは、一流のマスコミ人にはなれません。
肝心の「ことば」の勉強をしないとね。
「人間の格は、使う言葉で決まる」
これを胸に刻んで、大学で勉強するのです。
すると、一流企業の人事課が、「キミと話をしてみたい」と言ってきます。
新入生のみんな、待ってるよ。
※【大学の就職部(キャリアセンター)及び、高校の進路指導の先生方へ】
講演や講座の依頼、お問い合わせは、メールでお願いいたします。
授業中は、電話での対応が難しいので、ご面倒をおかけいたします。
よろしくお願いいたします。
8月生 早稲田大学の1年生のための就職準備「日本語」実践講座!
話が堂々巡りして、「この学生さん、何を相談したいのだろう?」と思うことがよくあります。
大学生のみなさんも、他人の話し方の欠点は、よくわかると思うのです。
しかし、自分のこととなると、誰も面と向かって言ってくれませんから、
相手がどう感じているのか、自分では、なかなかわからないのではないでしょうか。
みなさんはこれまで、ひとこと言えば、あとは親や先生が察してくれる
「言葉の世界」で暮らしてきました。
また、人に何事か感想を聞かれても、
「はあ、別に」「ええ、まあ」とつぶやいていれば通用する世界にもいたのです。
しかし今度の、自分の人生を決める「入社面接」では、そうはいきません。
未知の大人と向き合って、ちゃんと話さなければならないのです。
つまり、自分の意思、意見を、相手に、筋道立てて正しく伝える力が必要なのです。
今まで、こうした訓練を受ける機会がなかった大学生には、
どうしても、基礎訓練が必要になります。
受験対話総合研究所では、
8月から、早稲田大学の1年生を対象にした、
「日本語」実践講座を開講します。
できるように、自分の「ことば」を磨いて育てていきます。
1月:慶應義塾大学の学生のための「マスコミ合格・添削スタート講座」オンライン
●故西村欣也氏 ●元朝日新聞編集委員 ●五輪取材経験7回・プロ野球取材30年
●朝日新聞スポーツ面に、署名入り記事「EYE西村欣也」を20年執筆してきた。
●著書 朝日新聞が伝えたプロ野球(小学館) 神の領域を覗いたアスリート(朝日新書)
●イチロー、王貞治、長嶋茂雄、清水宏保、橋本聖子、ダン・ジャンセン、ボブ・ヘイズなど
有名選手を取材してきました。
「受験対話」総合研究所では、26年前から、西村欣也氏の文章を使って、「大学生のことば」を
育ててきました。大学に入学する前から、「自分のことば」を育てる努力を始めると、就職活動時
に、あなたの「自己PR」を読んだ採用担当者から、「キミに会って、話をしてみたい」と連絡がきます。
マスコミをはじめ一流企業の担当者から、「会って、話をしたい」と言ってもらえるように、西村氏の
文章を使い、君に合わせたカリキュラムで授業を行います。慶應義塾大学の学生諸君、楽しみにしていて下さい。
【故西村欣也氏からあなたへのメッセージ】
確かに、今はネット時代と言われています。
トランプ大統領のツイートに、世界が右往左往しています。
しかし、ニューヨークタイムズなどは言論で、論陣を張り、世論の支持を得ています。
新聞だけではありません。CNNなども、トランプに「フェークニュース」と呼ばれても、事実を伝えています。
まだマスコミには底力があるのです。
僕は、主にスポーツを取材してきましたが、ニューヨークタイムズの新人記者はまずスポーツ部門に配属されます。
そこに人生が凝縮されているからです。
僕は、朝日新聞で長年、小論文の採点面接をしてきました。(やらされてきました)
マスコミ受験には、特に「書く力」が問われます。
門は狭いですが、今までの経験を生かして、スタートラインにつきたいと思う学生のアシストができれば、と思います。
(故西村欣也氏・記)
■1月 添削回数・8回
■個別指導(オンライン) 1回 80分
■費用 スタート講座 月謝22000円(消費税込・教材費含)
■まずは、お問い合わせください。
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